ひめはな 和だより Nagomi-Dayori

今年もまた開きました。７年続いて続いて咲いた胡蝶蘭。自由に伸びた根からも呼吸をしています。隣の，山あじさいは，昨年挿し木をしたものです。鉢の足元に苔をあしらってみました。小さな宇宙です。

スノーポピーとも呼ばれる美しい花，しらゆきげし。可憐な花からは想像もつかないほど丈夫です。一昨年に一株分けていただきました。今年はしっかり花が開いています。根が張って落ち着いてきたのでしょうね。嬉しいです。

ハイドランジア「フレンチボレロ」はガクアジサイ。枝の先端にだけ咲くあじさいが多いのですが，このあじさいは側芽からも花が咲き，ドーム状の花束のような姿になっています。本来の花は真ん中の丸いつぶつぶした部分。その周りを装飾花（がく片）が額縁のように囲っている両性花です。やさしくて，涼しげで，うっとりと見とれてしまう美しさです。

お祝いやお礼でいただく胡蝶蘭。素焼きの鉢に移し冬越しをしました。よく見ると蕾がふくらんで来ています。うーんと伸びをしているような，かわいい蕾ですね。

高松への出張でした。琴電（ことでん）の高松築港駅近くにある「歩く女性」。さっそうとしていますね。力強い一歩でどこへむかっているのでしょうか。ご一緒にどうぞ！

おやゆび姫は1835年に発表されたデンマークのハンス・クリスチャン・アンデルセン作の童話です。おやゆび姫はツバメと共に花の国へ行きますね。このツバメに乗った小さな親指姫を制作なさった作家さんの温かいまなざしを感じます。

つぼみが開きはじめました。白さにも色々あるように思いますが利休梅（りきゅう・ばい）の白は柔らか。原産は中国の揚子江の下流域でバラ科の落葉樹。明治の時代に日本に渡ってきました。昨年苗を植えて初めての開花です。ようこそ！

緑色の小さな，小さな芽が出てきました。生命の力を感じます。

フリージアの名のとおり爽やかなフルーティーの香りが魅力的。フロリバンダ系（中輪房咲き系）のなかでは珍しい芳香種ですね。咲き始めは中心まできれいに巻いた美しい姿、それから満開になって平たくひろがっていきます。鮮やかな黄色、ちりぎわでも褐色にならず、力強さを感じます。

谷川修太郎さんの詩集，表紙の絵は和田誠さん。まんまるい，にっこり笑顔につられて微笑んでしまいます。5月の薫風は笑顔とともに。